山のように

「今日は、やまがみえるかなぁ?」

くもり空を、うらめし気にあおぐ

 

山は、

そんなこと、全然おかまいなし。

 

いつもと変わりなく、

ただ山として、

そこにある。

 

 

自分もああして、

人の目も、

人の評価も気にしないで、

 

 

いつも変りなく、

リンとそびえていたい。

 

 

 

文 作家・心理カウンセラー 宇佐美百合子