嫉妬して苦しいとき

「嫉妬していいことはひとつもない」と

頭ではわかっているのに、

 

妬けて妬けて、どうにもならないときがある。

 

そんなときは、もんもんとしていないで、

体を動かすほうがいいよ。

 

手元の動きに全神経を集中して、

ときを忘れて過ごそう。

 

気がゆるんで嫉妬心が頭をもたげたら、

「やめやめ!」って、それを蹴散らし、

ふたたび手元に意識を戻そう。

 

 

嫉妬心との勝負は、集中力との勝負!

 

そうやって粘り強く続ければ、

しだいに苦しみが遠ざかっていく。

 

 

嫉妬を超えたところにいる

リンとした自分に、

きっと、たどり着けるから。

 

 

 

文 作家・心理カウンセラー宇佐美百合子