2018-12-31 静かな感動 わかいときは、 精妙な光を放つものに出会っても 気づけなかった。 そのひかりを打ち消すほど、 自分がギラギラしてたから。 踏まれても踏まれても、 ひたむきに生きようとする 草花が、放っているかぎり。 自分が苦しいときでも、 そっと、人のために祈る 愛の人が、放っているひかり。 そんなひかりを感じて、 思わず、手を合せるようになった。 もしも、 ある年齢に達しなければ、 たどり着けない境地があるとしたら、 トシを重ねるって、 なんと、すばらしいことだろう・・・ 文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子