トリよ

朝もやのなかに響きわたる

トリたちのさえずり・・・

 

目をさまして、カーテンを開けた。

 

窓辺の木に、

一羽のトリがとまってる。

 

さかんに首をかしげて、

こっちの様子をうかがってる。

 

おはよう、コトリさん。

わたしのこと、どう思う?

 

エラそうに歩きまわっても

空を飛べないし、

 

ペチャクチャしゃべっても

こころがわかりあえない。

 

やっぱり・・・

 

おろかな生きものに見えるかナァ?

 

 

 

文 作家・心理カウンセラー 宇佐美百合子

 

わたしのひと言:みなさんの幸福を願って書いています。読んでくださりありがとうございます。