2018-11-10 失意のとき 生きてるあいだは、 胸を引きさかれるよな悲しみに たびたび出会う。 自分では、どうすることもできなくて、 ただ、泣き叫ぶ。 悔しくて、腹が立って・・・ 「いっそ、消えてしまいたい・・・」 と、絶望の淵をさまよう。 でも、 ありとあらゆる出来事は、 ただ一度しか、 体験することがない。 ひたすら、 胸の痛みを抱きとめて、 悲しみが通りすぎるのを、 じっと待とう。 文 作家・心理カウンセラー宇佐美百合子