焦るわけ

傘がまったく役に立たない

よこなぐりの雨。

 

ぬれる覚悟で身をかがめ、

細目をあけて、そろそろ進む。

 

もし、突然、

人生が暴風雨にみまわれたら、

おんなじようにすればいいんだ。

 

あせらないで、

抵抗しないで、

そのときできることをする。

 

ずぶぬれになったって、

どうってことないんだから。

 

 

 

タイトル「あわてないで」

文 作家・心理カウンセラー 宇佐美百合子

 

私は病気になてまで焦ります。病気かはよく分からないのですが、

大正15年生まれの亡き父に、気にいらないと殴りけりされていました。

買い物も「はやくしろ」と急かされて焦せるようになりました。

叔父に今は時代が違うと、せっとくしてもらいました。